Zoomの常時接続とは?メリットデメリットを調べてみた

結論、一般的なZoomは個人間の常時接続しか使えない!継続しない!

前回、テレビ会議システムの常時接続によるメリットデメリットを検証しました。

今回は、個人間のコミュニケーションや学校のオンライン授業にも導入されている
『Zoom』による常時接続のメリットデメリットについて調べてみました。

目次
・そもそも、Zoomとは
・Zoomの常時接続のメリット
・Zoomの常時接続のデメリット
・まとめ

調べていくと、気軽さとは裏腹に「継続」という問題点が見えてきました。

そもそも、Zoomとは

Zoomとは、いつでも、どこでも、どんな端末からでもWeb会議を実現するクラウドサービスで、
複数人での同時参加が可能な「ビデオ・Web会議アプリケーション」です。

会議の参加者はインターネットの環境があれば、
ライセンスやアカウント登録は不要で利用できます。

マイク、カメラなどの接続が簡単にできるマルチデバイス対応なので、
環境をより良くすることも容易にできます。

また、独自のデータ圧縮技術により、
高画質・高音質を安定的に利用できるのも魅力。
資料などの共有も可能。

いつでも、どこでも、社内外問わず、
PCやスマートフォン・タブレットで、
手軽に情報共有(会議)することができます。

Zoomの常時接続のメリット

1・手軽にテレワーク体制を整えられる

テレワークを始めるにあたり必要な
「コミュニケーション」
「勤怠管理」
「タスク管理」
の3つを同時に賄うことができる。

試験導入も手軽にでき、
手軽かつ低コストでテレワーク体制を整えることができます。

操作は始業開始時にZoomを立ち上げ、
就業時にZoomをオフにするイメージです。

2・在宅勤務の人がいつでもオフィスにいる社員と連絡を取り合える環境を構築できる

物理的距離があっても「空間共有」することで気軽に会話ができる為、
互いに進捗状況をいつでも確認することができ、業務の効率化につながる。

Zoomの常時接続のデメリット

1・個人間でしか使えない

Zoomには「Zoom Meeting」と「Zoom Rooms」があるのはご存知でしたか?
私も初めて知ったのですが、私達が普段使っている「Zoom Meeting」は個人用、「Zoom Rooms」は会議室用です。

一般的に使われている「Zoom Meeting」は個人用で共同利用が利用規定上NG。
つまり、オフィス全体を写すような常時接続には使えないということです。

2・有料になる

Zoomを常時接続する使い方ですと無料版ライセンスでは時間制限があるので不便。
常時接続をするのであれば、時間制限が解除される有料版ライセンスへの切り替えが必須となります。

ちなみにZoom Roomsライセンスは1台につき1契約で、
専用PC、コントローラー用タブレット、マイク、スピーカー、カメラが必要となります。

3・PCの動作が重くなる

テレワークや個人間での使用において、
Zoomを常時接続するため画像を表示し続けると、
PCの場合は動作が重くなり業務に支障が出てしまうことがあるようです。

現実的には別のアイテム(スマホやタブレット等)が必要になり、
大人数になると社内対応が難しいそうですね。

4・監視カメラで見張られているかのような違和感が発生する

テレワーク時間中Zoomの常時接続を行うと
「気軽に声を掛けられる」
「きちんと仕事をしている様子が把握できる」
と上司や企業側の問題は解決できる。

しかし社員側には
「それほど信用が無いのか」
と上層部への不信感が沸き、
まるで監視カメラで見張られているかのような状態への違和感が生まれる声が多くありました。

実際私もそう思います。笑

居室の映り込みや、休憩、トイレ、お茶を飲む
といった行動も逐一モニタリングされているような窮屈感があるようです。

まとめ

今回Zoomの常時接続のメリットデメリットを調べて判ったこと。
Zoomの常時接続は、長期化する新型コロナに注意が必要な状況が続いている現在、
テレワークで仕事を続けているという企業にとっては、
業務効率を落とすことなく継続させていく上で絶大な効果を発揮しています。

しかしその反面、デメリットはテレワーク使用時においてのものがほとんどでした。

「個人間の常時接続をやってみたが、続かない」

という「継続」に関しての問題が見えてきました。

一方、個人間ではなく、拠点同士。
オフィスの様子を写す常時接続にはメリットの方が多いように感じました。

コロナが終息し通常通り全社員が出社しての業務が可能になれば、
オフィスの様子を写す常時接続の需要が高くなってくるのではないでしょうか。

導入を検討する際には前回検証したブログ
テレビ会議の常時接続とは?メリットデメリットを調べてみた
をご覧ください。